1次予防的メンテナンス(健康歯肉~軽度歯肉炎)
歯周病の初期発生を予防する
2次予防的メンテナンス(歯肉炎~軽度歯周炎)
歯周治療後、歯肉をもとの正常な状態に戻し、再発を防止する
3次予防的メンテナンス(重度歯周炎)
歯周病の進行、増悪を軽減ないし遅らせる
歯周病の原因は細菌とその産生物の塊であるプラークです。このプラークを除去する事をプラークコントロールといいます。
このプラークコントロールをしっかりする事で歯周病の進行を抑えることができます。
治療前
歯の表面にプラークが大量に付着しています。歯肉には炎症があり腫れています。
治療後
患者さん自身のブラッシングと歯科医院でのスケーリングで歯周病は治癒しています。プラークはきれいにとれています。歯肉の炎症と腫れはなくなっています。
プラークを除去する為には歯ブラシと歯間清掃用具を使用します。歯ブラシのみではプラークの約60%しか清掃ができません。歯ブラシと歯間清掃用具を使用するとプラーク全体の約95%を清掃できます。
セルフケアとは右の図で見る歯肉辺緑より上のプラークを患者さん自身がキレイにする事を指します。
歯肉辺緑より下の歯周ポケット内の歯石やプラークは歯科医院で除去する事をプロフェッショナルケアといいます。
両者のプラークコントロールで歯周病の進行を防ぐ事が出来ます。